軽量鉄骨壁下地のスタッド間隔ってどうやって決めるの?

今日のお話

壁の骨組みである
軽量鉄骨壁下地

要となるスタッドの
取り付け間隔について話します

     


群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”
など
【天井や壁】の内装工事を施工しています

(株)中島内装の中島と申します


普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど

工事をしている者の視点で
情報を発信していきます!


軽量鉄骨壁下地でスタッドの間隔を
227㎜にしてと指示を受けたんだけど
理由ってあるの?

その壁下地の高さはありましたか?
壁の高さによってスタッドの間隔を
狭くしないと地震に耐えられないので
監督から指示があったのかと思います

なるほど~
面倒くさいなって思ったけど
理由を聞いて納得しました!

ある職方さんから質問されて
このように答えました


一般的な壁の下地に使われている
軽量鉄骨下地材

標準の仕様として
石こうボード1枚貼る場合
スタッドの間隔は303㎜程度

ボードを2枚貼る場合は
間隔を455㎜程度にする規定があります


ただし、壁が高い場合
スタッドの間隔を狭くすることが…

質問で答えたように
壁が高くなるとスタッドの強度が落ちて
地震に耐えられなく可能性があります

軽量鉄骨壁下地で使われるスタッド

上の写真をわかるように
スタッドの幅が数種類あります

そのスタッドの種類によって
壁の高さの限界値が異なります


詳しい数値をいうと混乱するので
今回教えるのは控えるけど

高さの限界値を超えた場合
構造計算上、壁の強度が落ちます

当たり前にある壁が急に崩落したら
たまったもんじゃありません(;^_^A


壁の強度が落ちないように
壁の高さ・使用するスタッドの種類
施工する石こうボードなどの種類や貼る枚数

など必要な情報を加味して構造計算を行い
スタッドの設置間隔を決めていきます

構造計算の結果を基に元請けや設計者に提案し
承認させる運びとなっております


お客様が快適に使って頂くため
必要なプロセスだと思ってください


職方さんが工事をしていて
どうしてこんなことをするの?って
感じながら施工する方が少なからずいます


そのギモンを解決するのも
私の仕事のひとつだと考えてます

その知識を持つことによって
施工品質が高くなっていきますからね


工事をしていて気になることがあれば
相談して頂けると嬉しいです

お客様へ良いモノをお届けするため
情報を発信するのは惜しみません



今日はこのへんで
最後まで読んで頂きありがとうございます

建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております

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