今日のお話：
天井を見上げて仕上げ材
特に岩綿吸音板の色が
異なっている場合があります
それはなぜなのか
お話していきます
群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”など
【天井や壁】の内装工事を施工しています
(株)中島内装の中島と申します
普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど
工事をしている者の視点で
情報を発信していきます！
とある建物の天井補修工事
順調に施行が進められてます
仕上は写真を見ればわかる通り
ソーラトンと呼ばれてる岩綿吸音板
現場だとよく商品名で言うことがあって
紛らわしいことがありますが
岩綿吸音板は建材の種類
ソーラトン・ダイロートンは
商品名です
豆知識として覚えていると
現場作業するときに役立ちますよ(笑)
そんな岩綿吸音板ですが
建材の色が混在しています
これって施工的に問題ないの？
偽物使ってるんじゃね？
それとも粗悪品？
パッと天井を見てそんなことを
感じている方がいらっしゃるでしょう
しかしながら、それらはちゃんとした
商品で施工していて品質的に
何も問題がありません
岩綿吸音板の表面の色が
一定期間を過ぎると変わるからです
車で言うマイナーチェンジって感じ
肌感覚で１０年周期くらいで
クリーム色から徐々に白に
近づいてきているって感じですね
そのため岩綿吸音板の色が
異なっていても問題ありませんので
気にしないで頂きたいです
・・・といいつつも
気になる方って一定数いますよね(;^_^A
そんなときは塗装で色合わせを
するのがほとんどでしょうが
どんな塗料を使うかで
岩綿吸音板の性能を著しく
低下してしまう恐れがあるので
注意が必要となります
岩綿吸音板の性能の特徴として
名前の通り”吸音”してくれる建材
塗装することによってそれを
無くなってしまう可能性が…
正直なところ安易に塗装で
天井の色を合わせて欲しくないです
↑塗装して色合わせした岩綿吸音板
折角岩綿吸音板を使ってて
性能を発揮できなきゃ
宝の持ち腐れです
改修工事をするときは
そのことを十分に注意して欲しいです
快適に建物を使ってもらうために
建材のことを知ってもらうのも
工事をしている者としての責務
出せれる知識は惜しむことなく
これからも発信し続けていく次第です
今日はこのへんで
最後まで読んで頂きありがとうございます
建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております
