やって欲しくない岩綿吸音板の改修工事

岩綿吸音板の改修工事で
あることをやっているのがほとんど

実のところ、それはやって欲しくないんです

どんなことなのか
お話していきます


群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”
など
【天井や壁】の内装工事を施工しています

(株)中島内装の中島と申します



普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど

工事をしている者の視点で
情報を発信していきます!





既存の天井…特に岩綿吸音板が
施工されている天井にでは
建材の色が異なってしまう
可能性があると以前話しました



既存と同じ色で施工して欲しいと
お客様から要望があるのも事実で

そういう場合はメーカーに頼んで
同じ色のモノを受注生産できますと
お客様に提案をしております↓

しかし、岩綿吸音板の色を特注で頼む場合
納期に時間が掛かったり

生産するにあたり必要数を越える数量を
つくらなければならないケースが
発生する恐れがあるので

受注生産で同じ色の建材を用意するのは
改修工事では現実的ではありません


岩綿吸音板の改修にあたり
同じ色にする場合
ほとんどが”塗装”で同じ色にしています


岩綿吸音板に塗装して
同じ色にするのがイチバン早いやり方です

・・・しかし、私はこのやりかたを
オススメしません



その理由について述べていきます


まずは、そもそも岩綿吸音板を販売している
建材メーカーさんが塗装で同じ色にするのを
推奨していないからです



建材のカタログに記載されていて
岩綿吸音板を”やむを得ず”塗装するとき…と
やっても良いですよとハッキリと述べてません↓

↑吉野石膏社ソーラトンカタログより抜粋

メーカーが述べていない以上
岩綿吸音板を施工している者として
塗装で改修するのはおススメできませんよね


もう一つの理由として
塗り方によっては岩綿吸音板のキモである
”吸音性能”が低下する恐れがあるからです


せっかく音を吸収してくれる建材を
塗装することによって性能が低下するのは
とても勿体ないです


そんな理由から岩綿吸音板を改修して
全面塗装するのはオススメしないのです


以上となります



いろんな建材があって
いろんな機能があります

それを台無しにしてまで
見栄えをよくするのは
如何なものかなって正直思います

このブログを読んで
最適な改修工事の一助になってくれれば
とても嬉しいですね


補足として特殊な塗料を使えば
吸音機能が下がらず全面塗装は可能ですが
今回はその材料の説明は省きます




今日はこのへんで


ご覧いただきありがとうございます

これからも宜しくお願いします

建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております

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