岩綿吸音板の色が異なっている理由を教えます


天井に貼られている岩綿吸音板

たまに天井を見上げてみると
色が異なる板を見た経験が
ある方は少なからずいるでしょう

それにはちゃんと理由があるので
じっくりと説明していきます




群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”
など
【天井や壁】の内装工事を施工しています

(株)中島内装の中島と申します



普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど

工事をしている者の視点で
情報を発信していきます!





弊社は新しい建物をつくる工事を
メインでやっていますが

現在使っている建物の
メンテナンス工事もやってます


例えば、オフィスなどの建物に導入している
ロスナイと呼ばれる設備機械や
店舗でも多く見かける業務用エアコンを
交換する工事に弊社の仕事は携わります

↑業務用エアコン


業務用エアコンやロスナイを交換するため
ヒトが天井裏に入らないとダメで

天井に穴をあけないと作業ができません

↑天井裏にあるロスナイ

設備機械を交換した後の
穴埋め補修をするために
内装下地工事業者が必要になります

↑天井補修をしている様子

天井に貼られている建材は
石こうボード、化粧石こうボード
岩綿吸音板・・・などなど
ほとんど弊社が扱っている建材

↑岩綿吸音板の補修工事

補修工事でもやることは同じ
良いモノをお届けするだけです


・・・なんですが
補修する建材が岩綿吸音板の場合
注意が必要なことがあります


それはコチラ↓

岩綿吸音板の”色”
異なっているのが分かるでしょう


どうして建材の色が違うのか…
理由は建材メーカーが岩綿吸音板の色を
変えてしまったから
です


岩綿吸音板の色がどうして変わるのか
メーカーに直接伺ったことがないけど

製造工場が変わったり
岩綿吸音板のメーカーを他の会社さんが
M&Aを行った経緯があって

今の色になったと言われています


岩綿吸音板の補修工事をするとき
お客様に色が異なってることに違和感があって
同じ色にできないか?とよく聞かれます


実際のところ、同じ色にすることは可能です

↑ソーラトンカタログより抜粋

ただし、受注生産になっていて
最低100㎡分発注が必要


しかも納品まで4週間かかります


設備機器を交換するときに
空ける穴の大きさは最大で7㎡

その穴の大きさは実際に工事をやらないと
わからないなど不特定要素が多い

工期が決められている以上
色付きの岩綿吸音板を使うのは
現実的じゃないです


そのため、お客様と事前に相談して
岩綿吸音板のいろは異なると
ご理解して頂いてから工事をします

それでも同じ色にしたいなら
一度天井を撤去して再施工になるけど
コスト面を考えると経済的じゃないよね


どっちをとるかはお金を払うお客様次第
我々工事業者がいう立場じゃありません


ただ、施工している側のアイデアとして
参考にして頂けると嬉しいですね


改修工事をやっていると
このようなケースがあります


施工方法は設計者や現場監督さんが
判断して行うのがほとんど

工事をしている者として他の方法や
セカンドオピニオンとして助言

やるのは良いですよね

少しでも良いモノをお届けするためのこと
参考にして頂ければ幸いです



改修して色違いになった岩綿吸音板を
アノ方法で同じ色にすることは可能です

・・・可能なんだけどオススメしません
それはどうしてなのか
後日改めてお話しますね



今日はこのへんで


ご覧いただきありがとうございます

これからも宜しくお願いします

建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております

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