
今日のお話:
とある職方さんより
質問を頂いたので
解説していきます
群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”など
【天井や壁】の内装工事を施工しています
(株)中島内装の中島と申します
普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど
工事をしている者の視点で
情報を発信していきます!

某店舗の壁の石こうボードが
9.5㎜のものを使っているけど
それっていいの?
数年前に施工したことある物件で
とある職方さんが最近その物件をやって
ギモンになったそう
どんな物件かは伏せるけど
実際に店舗の壁の下地に使う
石こうボードの厚みを12.5㎜ではなく
9.5㎜のモノを使うケースがあります

理由はいくつかあって
壁の前に商品棚(什器)を設置するため
壁に直接人が触れることがないから

壁の強度をあげるために
石こうボードの厚みを12.5㎜に
なっているのは事実です
先程も言った通り、什器を設置して
壁を触らせないようにしているため
そのような措置が取られていると思います
もう一つの理由…これがイチバンの
要因だと思うんだけど
コストの削減です
9.5㎜の方が12.5㎜より安いですから…
他にも理由があって
内装制限…不燃・準不燃材料とかの話
内装制限の規定内であれば材料は
選べるので9.5㎜厚の石こうボードを
採用したと推測されます
いろんな理由が相まって
施主と設計者が採用したのかと思われます
全国展開しているお店なので
少しでもコストを抑えて
お客様へ還元したいのでしょうね
(多分だけどね…知らんけど)
そうそう、このお店なんだけど
ちゃんと内装制限で不燃材料を
使わなければならない場所には
不燃材料である普通石こうボード
12.5㎜厚を使っているので
安心してください
いろんな法律が絡んで出来ている建物
その中でいかに良いモノでありながら
コストを抑えてつくっていくのは
容易なことではありません
設計者・施主の意図に理解しつつ
良いモノをつくり上げていくのも
我々工事業者の責務かと考えてます
いろんなギモンに出来る範囲で
これからもお話していきます
気になることがありましたら
ご連絡頂ければ回答しますよ!
参考資料として・・・↓

今日はこのへんで
最後まで読んで頂きありがとうございます
建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております