たかが接着剤の塗布量 されど塗布量 ちゃんとやってますか

今日のお話

今回も改修工事で発見した
施工不良だったものを紹介

良いモノをお届けするための
参考にしてくれたらいいな
     


群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”
など
【天井や壁】の内装工事を施工しています

(株)中島内装の中島と申します


普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど

工事をしている者の視点で
情報を発信していきます!



前回のブログ記事で
改修工事を行っていると
施工不良が見ることが多いと話しました





軽量鉄骨下地においてよくある
溶接跡の防錆処理の忘れ

ひと昔前は結構多かったです

私が働き出したあたりから
防錆処理(サビ止め)をするよう
周知するようになったかな


モチロンだけど石こうボード工事でも
改修工事をやっていると
施工不良をの部分をみることがあります


どんなものがあるか紹介するので
このような施工をしないよう
見て欲しいなってのが本音です





先ずは↓の写真を見てください

2枚重ねで貼ってある
石こうボードを貼りかえるため
既存のモノを剥がしたところです


この写真・・・わかる人はわかるはず!


わからない人は
プロって名乗らないでもらいたい




答えは・・・

接着剤の塗布量が少ない



言わずもがねですよね


石こうボードを2枚重ねで貼ることで
防火区画壁や遮音壁になります

石こうボードを2枚貼りする場合
施工マニュアルにシッカリと
接着剤の塗布量が記載されています

↑ある防火区画壁の施工マニュアルより

数字で表示されていたら
よくわからないですよね・・・

イメージとしてはこんな感じ↓


接着剤の付け方下手でスミマセン(;^_^A


このくらい塗布しないと
防火区画もしくは遮音壁の
性能が発揮されません



とあるマンションで本当に起きた
クレームがあって


石こうボードを用いた遮音壁が
遮音性能が発揮されなかったため

お客様に引き渡した後にも関わらず
やり直し工事が発生したそうΣ( ̄ロ ̄lll)


理由は・・・接着剤の塗布量不足

手直しするために掛った費用は
うん千万円にもなったそうな・・・


修繕費用はわからんけど
接着剤の塗布量不足で
工事をやりなしたのは本当の話です


接着剤の量をちゃんと守っていれば
なんも問題ない話なんですがね(;^_^A



今回のお話は以上です

SNSですぐに手抜き工事だって
言われてしまう時代


施工不良と言わせないためにも
マニュアル通りに工事をやるのが
必要不可欠です

マニュアルを熟読・指導をして
良いモノをお届けして頂きたいですね


今後も改修工事で施工不良があったら
お伝えていくつもりです

施工不良が撲滅するまで
私のお話は続きます



これからも宜しくお願いします

建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております

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