今日のお話:
いろんな元請けさんの仕事に
携わると設計図の表記が
異なる場合があります
最たる例が間仕切壁の厚み
どうしてかは知らんけど
誤差があるわけを
解説していきます
群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”など
【天井や壁】の内装工事を施工しています
(株)中島内装の中島と申します
普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど
工事をしている者の視点で
情報を発信していきます!
図面で間仕切り材の厚みが
元請けによって表示が違います
どっちが正しいですか?
ある職方さんから質問を
されたことがありました
間仕切り材とは弊社の専門工事
軽量鉄骨壁下地にて使われている
建材の総称です
間仕切りという言葉の通り
部屋と部屋…間と間を仕切るから
間仕切壁って言われています
一度おさらい・・・
間仕切り材…軽量鉄骨壁下地にて
主に使われている部材として
スタッドと呼ばれる間柱材と
スタッドを固定させるための部材
ランナーという物があります
図面…設計図には間仕切壁の厚みを
表記されているのが一般的で
間仕切り材は壁の高さや強度計算によって
スタッドの種類(厚さ)を変えるからです
↑厚みが異なるスタッド
特殊なことが無い限り
間仕切壁で使われるスタッドは
40・45・50・65・75・90・100㎜
↑65㎜厚のスタッド
工事で使われるスタッドを
図面にて表記されています
それを踏まえて…
図面の表記が異なるのはどうして?
って冒頭の質問に戻ります
元請け会社によって
壁厚の図面表記が間仕切り材の厚さより
+2㎜厚く表記されています
※著作権の都合上図面を
見せられません(;’∀’)スミマセン…orz
その+2㎜厚は何なのか?
それはランナーの部材の厚さを
考慮した厚みになっているからです
↑軽量鉄骨壁下地の主要部材ランナー
ランナーは鉄板をコの字に
曲げ加工している部材で
どうしても両脇鉄板の厚み分
ランナーの幅が実質大きくなります
↑65㎜のスタッド用ランナー
ランナーに使われる鉄板の厚みは1㎜
両端1ミリ厚みを加えて
図面ではスタッドの厚み+2㎜で
表記されるケースがあります
どっちの表記が正なの?って
たまに言われることがあるけど
その元請け会社の方針によるので
何とも言えないです(;^_^A
私はどちらも表記は合っていると
考えているので
図面表記に慣れてくださいって
言うしかないんだけど(笑)
今回のお話は以上となります
壁厚の表記について
理解して頂けると幸いです
先程は図面に慣れてって
軽々しく言ってしまったけど
本当ならどちらかに統一
してくれたのが良いんですがね
今日はこのへんで
最後まで読んで頂きありがとうございます
建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております