施工単価でわかる?建設業の問題点

工事の見積もりをするときに
とても参考にしている冊子があります


この冊子を購入し続けていくと
建設業というか弊社の業界の
問題点が浮き彫りになります


今回はこのことについて
私見を述べていきます




群馬県館林市で”軽量鉄骨下地工事(LGS)”と
”石こうボード”や”ケイカル板”
など
【天井や壁】の内装工事を施工しています

(株)中島内装の中島と申します



普段見ることのできない天井や壁の
ウラ側や建設業界のことなど

工事をしている者の視点で
情報を発信していきます!





建築施工単価




建設業に関する工事単価を調査して
四半期ごとに発行している冊子


元請け業者さんや我々下請け業者が
コレを参考に見積をやっている(はず)


私も確認のために定期的に
この冊子を購入しています



ここ1年は毎号買ってるな…


最新号における弊社の工事分野の
市場単価はどうなっているかと言うと





 



 


昨年同時期とあんま変わんねぇ(;・∀・)


変わっているのは石こうボード関連のみ

ぶっちゃけ石こうボードの価格が
昨年値上げしたのでその分
調整が行われただけかな

実質変わっていないのと同じです


この冊子に記載している単価は
著作権の都合上公表を控えます

気になる方は購入してください




この冊子に記載されている
工事単価で施工するのなら
少々きついけどやれなくはないです


現実のところ・・・それを下回って
契約をしている現場ってまだまだ

多いのが現実ですがね(;^_^A



昨今ニュースでは建設業は人手不足やら
建材費が上がって・・・・って
実は大変なんですって言うけれど


この冊子を読んでいつも感じているけど
人手不足やら建材費が上がっているって
わかっているのなら
なぜ工事単価を上げないんだろうね…

他業種の工事単価はみてないのでわかりません


元請け会社さんに単価交渉をしたけど
元請けありきで何か言われたら…って
思ってしまって話すことができない


元請けは下請け業者に相見積もりをさせて
一番安い工事業者にさせている

元請けとしては下請け業者同士が勝手に
値引き合戦している・・・って体にしていて
強要していないよって言い逃れしている

受注した安い業者の工事単価を
元請けの実行予算の単価にしているわけで
なんだかなって思うときがあります

※すべての元請けがこんな感じではありません
ごく一部の事例であり、私個人の見解です





先週行われた労働団体の集会で
労働組合の会長さんが

大企業から中小企業にわたって
高い賃上げが実現している

中小・小規模事業所の交渉はこの先も続く
ぜひとも賃上げの流れが
持続されることを期待する


って声高らかにあげたそう

連合がメーデー大会 春闘は歴史的な高水準、2年連続で首相出席(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
5月1日のメーデーを前に、労働組合の中央組織・連合が27日、東京・代々木公園でメーデー中央大会を開いた。今年の春闘の賃上げ率は歴史的な高水準となる一方、労組の組織率は過去最低に沈んでおり、様々な対


賃上げして~って求めるのはいいけどさ

工事単価が上がらんと
賃上げできないんですよ


大企業、中小企業じゃなく
零細企業をどうすればいいか


国に訴えて欲しいんですが
って言いたくなりますね



・・・ちょっと愚痴っちゃいました

実際のところ弊社が携わっている
業種に関して、同業でチキンレースを
やっている状態になりつつあります

というかなっているかも(;^_^A


2024年問題の影響で
建材の配送代がどうなるか不透明

厚生福利費だって年々
いろんな項目を加えて
実質増税しているわけで

相当重荷になっているのも事実


まぁそれで弊社は・・・したわけで



良いモノをお届けするために
いろいろと掛かるモノがあります


極端に上げろとは言わないけれど
大企業と同じような賃上げ率と同等な
価格転嫁をして頂きたい


パソコンに映し出されている
数字を見て感じているところです





今日はこのへんで


ご覧いただきありがとうございます

これからも宜しくお願いします

建設系内装工事にてご相談したいことが
ありましたら下記のメールもしくは電話にて
お待ちしております

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